「ダイバーシティえん」について
「ダイバーシティえん」の創造を考えた思い
元気なお年寄りを増やそうと叫ばれる中「もう高齢だから…」と言う言葉をよく
耳にします。でも、お年寄りだからムリだと思っているのは、実はお年寄り本人
ではなく周りの人たち。周囲が「ムリ」だと決めつけることで、本人もムリだと
思い込み、やる気を失う。そう思いませんか?
「やりたい」が「出来た」につながるサイクルを体験する場があれば、高齢者は
いつまでも「元気」を自ら生み出すことができるのではないでしょうか。
このサイクルを可能にする場と高齢者の周囲のサポートを作り出したくて、
私たち「ダイバーシティえん」の創造を考えました。
私たちは、本人の「やりたい(欲求)」と「できた(達成)」のサイクル(循環)
を実現し、これまでの「もうお年寄りだからムリ」を脱却した「新しい高齢者の
定義」を「ダイバーシティえん」から定着させていきたいと考えています。
そして将来的には、高齢者支援を核としながら、世代も職業も性別も超えた
地域コミュニケーションの場として発展させてゆきたいと思っています。
また私たちは、大切な「本当にできること(本人がやりたいと思っていること)
の芽」を守り育てることで①介護予防をきっかけに、②地域でつながり、③地域
で見守り、④地域での支えあいが、それぞれのバランスですてきな葉を広げてゆ
くことをイメージして「幸せの四つ葉のクローバー」を「ダイバーシティえん」
のシンボルにしました。
「ダイバーシティえん」の取り組み
まずは居心地の良いおしゃべりの場として…
不要になった日用品などを持ち寄っての、日常の延長と思っています。
次に自分たちが担える役割を考えることでやりがい、生きがいを…
短時間、近所の子どもや要介護者と時間を過ごしたり、簡単な手作業
(小物作り梅干し作り等)をしたいと思います。
このような活動を続けてゆく中で…
参加者はそれぞれ、「仲間と交流する」「やりがいを得る」「手作業をする」
「子どもや親を一時見てもらう」などそれぞれ自分の目的で参加出来ます。
またこのような活動を通じて、世代(高齢者、子育て世代、子どもなど)や職業
(主婦、会社員、学生)の違うひとたちが、仲間として手をつなぎ合うことができます。
「ダイバーシティえん」は営利を目的としない活動です。
また、介護保険の仕組みにも属しませんので、どなたでも参加できます。
2017年(平成29年)3月7日に「ダイバーシティえん」は多くの人々の支援で
スタートしました。火・土曜日の午前中3時間の活動ですが、これまで平均10人
の利用があります。登録者は45名となりました。(2017.7月末現在)
まだまだ思い通りの活動とは言えませんが、利用される方々の感謝や喜びの声を
頂きスタッフ一同奮起しているところです。私たちの活動に賛同して頂ける皆様の
ご支援をお願いいたします。
私たちの活動を多くの方々に知っていただくため
「和ちゃんのつながっちょるーむ」ホームページを利用して情報発信していきます。